
――これまでに、舞台のお仕事の経験は?
舞台は、”数日間のゲスト”とか、そういう形での経験をさせていただいたことはあったんですけど、ひとつの役を頂いてみんなと一緒にずっと稽古をして…というのは初めてでした。
――初めてで”ミュージカル”というのは、大変ですよね。
自分の歌唱力にはホントに不安があって、ミュージカルと聞いた時には、「申し訳ない、絶対キケンなことになります!」って言ってたんですね(笑) 前回の夏公演はいっぱいいっぱいでしたけど、その経験した事ってすごく大きくて「お正月に次の公演が決まったよ」って聞いたときは、もう絶対パワーアップ しよう!って思いました。23歳にして初めてミュージカルを経験して、経験できて良かったなって思いましたね。
――芝居、歌、ダンス、殺陣の中で、いちばん楽しかったのは何ですか?
芝居はすごく好きなので楽しいですけど…やっぱり歌って、憧れはあるんですね。小さい頃から歌うことって憧れてたので、嬉しかったのはやっぱり歌 があったことですね、ハイ。今、ボイス・トレーニングを始めていて、まだ上手くは歌えないんですが、「ここが出来てないな」って、出来てない部分が明確に 分かるようになってきました。ボイスの先生にも「声の出方、規模がずいぶん大きくなってきてるよ」って言ってもらえて、すごく嬉しかったですね。
――井上織姫役に決まった時の心境はいかがでしたか?
織姫は、気持ちを思いっきり伝えるわけでなく、自分の中にすごく秘めたものがあるんですよね。例えば一護に対してもいつもやさしく…でも絶対ここ は伝えなきゃ、助けなきゃって言う時にはホントに強い力や言葉で支えてあげる、という役で。ちょっと天然ボケな織姫ちゃんなんですけど、気持ちの上では、 すごく難しいな、と思っていて。で、スタイル的にもすごく、もう…良ろしすぎて(笑)「私、大丈夫か?」と思ったんですけど。でも、私の中では、原作の中 で一番「この子をやりたいな」って思っていた役だったので、嬉しかったですね。ただ、織姫のそんな難しい心情を、どう表現しようかっていう部分はあったん ですけど…
――初めて原作を読んだのは、オーディション前だったんですか?
オーディションの時って、「この1Pだけ読んで」って審査員の方にいわれる感じなので、「何でこういうセリフを言ってるんだろう」っていうのが分 からないと、やっぱり表現できないかなって思って。「この子はどういういきさつがあったんだろう」って思って読んでみたら、『BLEACH』自体がすごく 面白くて、最初の1、2巻で涙をポロポロ流しちゃって。私、小さい頃からお兄ちゃんっ子で、ずっと『週刊少年ジャンプ』を一緒に買って育ってきたから、 「あ、今こういうのがあるんだ、おもしろい!」って、すごく嬉しかったですね。一人暮らし始めて、少し『週刊少年ジャンプ』から離れてたんですけど、また 買いはじめちゃって。今は、『BLEACH』の単行本も新しく出る度に買ってます。
――織姫以外で好きなキャラクターは?
ルキアって、すごく強くてクールなんだけど、人間界を知らないからこその天然さがあったりだと か、そういう部分が好きだったりします。あと、恋次のルキアに対する思いとか、「自分は強くなっていくんだ」っていう真っ直ぐな気持ちとか、いいな~って 思うし。あと日番谷も、雛森の事をすごく想っていて、そういう、誰かを想ってたり、逆に本当は仲間同士のはずなんだけど、敵対心もあってっていう…その辺 のキャラはすごく好きですね。雛森の、藍染隊長を想う気持ちとかも…泣けましたね~。
――主人公の、一護については?
一護はやっぱり、主人公でカッコいい!なんか、特別な感じがありますね。舞台上で演じている上でも、別格に思っている部分があって。私には、一護 =達也(伊阪)っていうイメージがあって、よく直くん(茶渡役・吉田)とも、達也のこと、「ホントに一護が強く闘っていけるように、俺たちが支えて行こう な」って話してるんです。もちろん自分達も、「支えつつ強くなっていこう!」って。
――吉井さんの中ではやはり、伊阪君と一護は重なる部分があるんでしょうか?
うーん、えーと、達也のプライベートと重なるかはちょっと…ノーコメントにしたいんですけど(笑)稽古中は、達也は私によく「怜ちゃんは頑張りや さんだから、もっと気を抜いた方がいいよ」なんて言うんですけど、達也の方がすごく…一番頑張ってるなって思います。達也は体力的にも一番しんどかったん じゃないかなって思うんですけど、いつも笑顔で「全然、大丈夫!」って。そういう、決してみんなに弱さを見せないところが、一護と似てると思いましたね。
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