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――稽古場の様子はいかがでしたか?

控え室では和気あいあいとしていて、みんな自分の役に対しての思い入れが強いから、いつも『BLEACH』の話で盛り上がってましたよ。でもはじ めの頃は、まだみんなお互いに「こうした方がいいよ」とか、言い合える仲ではなかったんですね。それぞれが自分の役を身につけることに集中していたので。 通し稽古に入ってから、だんだん立ち姿とか仕草をお互い言い合えるような、いい関係になっていきましたね。だから今回の再炎の稽古では、最初から「この言 いまわしが~」とか、「この動き方って~」って言う事を、それぞれが言い合えるんじゃないかなって思いますね。

――それでは、今後の稽古も楽しみですね。

ハイ!でも、ややプレッシャーがぬぐえない状態で(笑)ボイス・トレーニングにも行ってるからこそ、「ちょっと織姫、上手くなってるんだろうねぇ ~」って、みんながそう思ってるんじゃないか…っていうプレッシャーを、自らかけているので。動きにしても、自分では「もっと、もっと」と思っているの で、そこはプレッシャーになってますね。

――織姫の役作りで苦労したところは?

私、稽古に入る前に伊阪君と取材があったので、稽古初日は、他のみんな初対面だったし、伊阪君が唯一話せる相手だったんですね。あと、年齢的に私 の方が上っていう事もあって、達也かわいくって。どこかお姉さんっぽくなっちゃってたんですね。稽古の途中くらいまで、織姫のセリフも強くなりすぎちゃっ てた部分があったんです。自分でも原作を初めて読んだ時の織姫と、今自分が演じてる織姫は違うな…って思って、違和感がある中でお芝居をしていたので、 ちょっと苦しかったな、っていうのがありました。でもそこを指摘された時に、「あ、そうだ。織姫って持っているものは強いんだけど、決して人に強く当たる んじゃなくて、やさしさが滲み出して、みんなを癒してあげるような…強さを隠しながらやさしさで包む役だった…」って思って。で、そこから「どうやって表 現すればいいんだろう」って、自分なりにすごく考えましたね~。そこが、ちょっと難しかったかな…。ハイ。

――現在は、どうですか?

この間パンフレットのキャラクター撮影があったんですけど、初演の頃は"吉井怜"が出てたと思うんですね。カツラや織姫の衣裳をつけていたとして も、どこか織姫より"吉井怜"の表情が出ちゃってたと思うんですけど、この間の撮影では、自分なりにもっとやさしい表情だったり、「織姫ってこういう子だ から、こういう表情になるな」って言うのが、気持ちで出来たかな~って思ってます。…出来てます!!(笑)やっぱり、織姫になった時には「はいっ!きまし た~!」って思いましたね。

――前回の公演で、印象に残った出来事は?

舞台をやっていて、毎回緊張していて、でも始まる前、私と同じ上手側でスタンバイしているチームの何人かで、「よしっ!」って円陣を組んだり、握 手を毎回必ずしていて。毎回、ホント緊張していたんですけど、その握手で、パワーを貰っている気がしてました。それが、私の中ではすごく印象深いですね。

――千秋楽は、やはり感動しましたか?

本番が終わった時よりも、次の日がすごく寂しくなっちゃって。みんなと毎日毎日一緒にいて、しかも1日2回公演をやっていたので。次の日の昼くら いになると「そうか、今日はスペース・ゼロ行かないんだ…。」って思って、ホントもうそれこそ数時間前まで一緒にいたのに、「もう会わないんだ…」って 思ったらすごく寂しくなっちゃって。夕方には涙を流してたくらい。で、再炎のお話がその後すぐ分かったんですけど、初演が終わってから1、2日は、なんだ かもぬけの殻状態でしたね~。2日くらいたって、「次の再炎ではパワーアップしてたいな」っていう次への意気込みにはなってたんですけど。次の日はちょっ と…ヤバかったですね(笑)それくらい、23年間生きてきた中で、一番大きい夏だったので…今まで色んなお仕事もしてきたけど、舞台での結束感っていうの を初めて体験したので、こう…いろいろ振り返って、本番でも足首痛めたのフォローしてもらったな、とか、特にルキア役の美貴(佐藤)とは、バカばっかり やってたな…とか。だからホント、再炎が決まったのはすごく嬉しかったですね。

――ルキア役の佐藤美貴さんとは、特に仲が良かったんでしょうか?


はい。年も1コ違いで話も合うし、舞台中も稽古中も、しょっちゅう泊まりに来てもらったり、舞台が終わってからもホントにくだらない話でもメール しあったりしています。私の中では、美貴って歌が上手いので憧れてる部分があって、歌の事でいろいろ相談に乗ってもらったりもしてて。で、久美ちゃん(雛 森役・齊藤)は、2人してすごい遊びに誘いたいんだけど、大学受験が控えていたので。「再炎の稽古の頃にはもう進路が決まってるんで…」って言ってたの で、そしたらもう連れまわしちゃおうかなって、計画してるんですけど(笑)

――齊藤さんは、かなり恥ずかしがり屋さんですよね。

そうなんですよね!!遠慮しちゃうところがあるんです。でも3人でいる時はそれぞれかなり良い役割が出来てて、美貴が一番わけのわからないボケを して、そこに久美ちゃんはコメントのついた普通より1ランク上のツッコミをするんですよ。だから私はそこに対して「そのツッコミなんだ!?」っていう (笑)ホントに、すごく楽しい女楽屋でしたね。

――佐藤さんは、吉井さんに勧められて豆乳を飲んでると伺いましたが…

はい、それは私が…汚染した…?って言っていいんですかね(笑)。美貴が家に来た時も「豆乳あるよ!」ってひたすら勧めて、稽古中も絶対に、何か しら豆乳を買って行って(笑)そのうち美貴もハマって。「いや~、私、美貴に胸だけは勝ってるよ!」って言ってたんですけど、なんたって私は織姫役なもん で~(笑)まあそういうのもあり、私の中の地道な努力で、豆乳は胸に効くんじゃないかと美貴に言いつつ、自分に言い聞かせていたというか。だから私はこれ からも豆乳を飲み続けて…まあ、パワーアップしてますよ!?(笑)何でかとは言いませんが、たぶん豆乳のお陰…って言っておきますね。決して何かを詰める とかでは…(笑)

――吉井さん自身の、今回のパワーアップ・ポイントを。

もう自分に思いっきりプレッシャーをかけてしまおうと思うんですけど…歌も、殺陣やダンスも、夏よりもかなりパワーアップしてやろう!って思って ますし、スタイル的にも…(笑)とってもパワーアップしているので、織姫を見た瞬間、みなさんが「わっ!」って感動してもらえるような登場をするので!楽 しみにいらしてください!

――最後に、再炎への意気込みをどうぞ。

『BLEACH』の原作を読んでいる方も読んでいない方も、みんなが『BLEACH』の世界がどういうものかが分かって、一緒に闘っている気持ち になったり、ホントに自分がその世界に入っていくように観てもらえるような舞台にしていくので、みなさん楽しみに、ぜひぜひ、東京・大阪、遊びに来てくだ さい!吉井怜でした!