破面・滅亡篇


episode:266~316

虚夜宮(ラス・ノーチェス)に閉じ込められた織姫を救うため、ウルキオラに戦いを挑む一護。一度は敗れた一護だが、数々の死闘を経てウルキオラと互角に戦える程強くなっていた。そんな戦いの中、藍染に特別扱いをされている織姫に嫉妬するロリとメノリによって織姫が襲われる。更にヤミーまで現れて絶体絶命の織姫を助けたのは雨竜だった。織姫を雨竜に預けた一護は、虚化してウルキオラに立ち向かう。だが、ウルキオラは帰刃(レスレクシオン)して圧倒的な強さを見せつける。




ウルキオラの圧倒的な力に完膚なきまでに叩きのめされる一護。だが決してあきらめない一護に苛立つウルキオラは刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)の姿を見せる。


天蓋の上の異変を感じ取った雨竜と織姫は、一護の元へ向かう。そこで二人が見たものは胸に穴を開けられ、瀕死の状態の一護だった。雨竜も倒され絶望的な状況の中、織姫の叫び声に一護の中の虚の力が覚醒する。


虚と化した一護。その力はウルキオラさえも容易く倒してしまう。戦闘不能状態になったウルキオラに容赦なくとどめを刺そうとする一護。我を失った一護は雨竜の制止も効かず、更には雨竜に刃を向けたその瞬間、ウルキオラの渾身の一撃によって仮面に傷が付けられ元の姿に戻る。既に再生能力も失ったウルキオラは、灰と化すも、織姫に問い続けてきた「心」の存在をようやく見出すことができたのだった…

一方、虚圏(ウェコムンド)と偽の空座町とでは護廷十三隊と十刃の死闘が続いていた。ヤミーと戦っているルキア・恋次・チャドは、帰刃(レスレクシオン)により第0十刃(ゼロ・エスパーダ)となり巨大な姿を現したヤミーに驚愕する。
そして空座町では日番谷VSハリベル、砕蜂VSバラガン、京楽・浮竹VSスターク・リリネットの拮抗する戦いの中、次第に十刃に押されていく死神たち。そして藍染が空座町に姿を現す!!







藍染の出現に絶望を感じる護廷十三隊。だが平子率いる「仮面の軍勢(ヴァイザード)」も打倒藍染として参戦し、戦いは更なる混迷を極める。

仮面の軍勢の加勢もあり、戦局は護廷十三隊有利に傾きつつある中、遂に藍染が動き出す。ハリベルを切り捨て、ひよりにも重傷を負わせた藍染。圧倒的な力を前に最後の希望、一護の名前を平子は叫ぶ。

虚圏で戦うルキア達にも展開が。巨大化したヤミーに苦戦するルキアは、加勢に来た一護の姿に違和感を感じる。ヤミーを倒そうとする一護の前に白哉、剣八も現れ、一護に空座町へ戻れと促す。藍染に対抗できるのは、藍染の始解を見ていない一護ただ一人だと。




藍染に付き従う東仙と対峙する狛村と檜佐木。藍染を狂信し死神を憎む東仙は、自ら帰刃形態で二人に立ち向かうも、檜佐木の一撃に倒れる。一時心を取り戻した東仙にとどめを刺す藍染に対し、虚圏から帰還した一護の一撃が放たれるも、防がれてしまう。藍染の揺さぶりに動揺する一護。しかし藍染を倒すために団結した護廷十三隊と仮面の軍勢が一護を護ると誓うのだった。


護廷十三隊と仮面の軍勢で一斉攻撃をしかけ、遂には日番谷の手で藍染に一撃を加えることに成功する。喜ぶ皆の前に一人戸惑う一護。既に鏡花水月は使用されており、藍染に加えた一撃は実は雛森の体を貫いていたのだ。優勢と見せかけ藍染の手の中で踊らされていた――。動揺と共に次々と倒されていく中、遂に護廷十三隊総隊長山本元柳斎重國が立ちはだかる。


藍染を倒すためには護廷十三隊を犠牲にすることも辞さない総隊長。己の身を触媒としてのみ発動できる禁術「一刀火葬」で藍染の隙を作り、その隙に一護が渾身の月牙天衝を放つ。しかし体内に崩玉を取り入れた藍染には通じない。そして藍染は、衝撃の発言をする。



ルキアと出会い、死神代行になったこと、一護の今迄の行動の全てが、藍染の思惑通りと告げられ動揺を隠せない一護。しかし父親の一心と浦原の登場により平常心を取り戻し、ギンVS一護、藍染VS一心・浦原の戦いとなる。ギンの卍解「神殺槍(かみしにのやり)」に翻弄される一護。
そして藍染と戦う一心・浦原は藍染を追い詰めるものの崩玉の力を取り込んだ藍染は更なる進化を遂げ、尸魂界にある本物の空座町に侵攻を開始する。藍染を倒すための切り札、最後の月牙天衝を取得するため斬魄刀側の世界へ入り込む一護。そこで出会ったのは――




空座町に攻め込む藍染。しかしその前にギンが立ちふさがる。藍染を倒す機会を長年狙っていたギン。「神死槍」の隠された能力で崩玉を奪うも、崩玉の力と既に融合していた藍染には効かず、藍染の前に崩れ落ちるのだった。そこに修行を終えた一護が現れる――その姿からは霊圧を感じられないのだが、圧倒的な力で藍染を凌駕する!







最後の月牙天衝、「無月」を使えば死神の力を失うことになる。それでも「無月」を放つ一護。藍染の力が弱まったその瞬間浦原が仕込んでいた封印の鬼道が発動し、藍染の捕獲に成功する。
平和を取り戻した尸魂界と空座町。一護の死神の力はかろうじてまだあるものの、いつ無くなってもおかしくない不安定な状況になる。それでも前向きな一護。彼の目の前には青空が広がっていた。
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