マルティヌス14世の遺言書。それを目にしたマリアは、衿宮の身を案じて、激しく動揺するも、隙をついて奪おうとするシェリーから遺書を守るため、勇基、ゲリラの面々を交えて乱戦となる。更にそこに喬が加わる。バルクは、遺言書を勇基に託そうとするが・・・。
 一方、当の衿宮はゲリラのアジトでひとり静かに未来を占っていた。引いたカードは愚者のカード。そこへ運命を暗示するかのように現れたのはマキシムその人であった・・・。
 久しぶりに家に戻って来た戒、勇基、明日香。荒れ果てた室内に途方に暮れるが、気を取り直して掃除を始める一同。「アシュラムは何企んでやがる?」そう問う勇基に、戒はわからないと答えながらも、密かに曳士に会いに行くことを決める。そこへ突如やってくるマリア。「あなたがおじい様を殺したのよ!」突然の襲撃に、戒は必死に防戦しつつ、「信じてくれ、僕は殺してない!」何とか誤解を解こうとするが・・・。
 ガルドに来た曳士に襲撃をかけるマリア。ゲリラを率いて、アシュラムのSPを蹴散らし、曳士の乗っているリムジンに攻撃をしかけるが、悠然と降り立ったのは喬だった。罠だと気付いたマリアたちの前で、全身からオーラを迸らせる喬。ゲリラたちは爆発に飲み込まれる。一方、駆けつけた戒はその惨状に呆然としつつ、ゲリラとアシュラム双方に何とか戦いをやめさせようとするが、犠牲者は増えるばかり。ついに戒は、決意したように顔を上げる。
「戦いは・・・僕が終わらせる・・・!」
  戒の全身からは巨大な気がゆらめいて・・・!
 「光流、きみにお願いがあるんだ・・・光流の力で能力者のみんなを幸せにして欲しいんだ」
  光流を見舞いに来た曳士は、そう言って静かに微笑む。一方、浅倉の家を訪れるヒトミ。「教えてもらえませんか、先生。曳士が、能力者をどうしようとしているのかを」真剣な眼差しのヒトミの前で、浅倉は静かに真実を語り出す・・・。
  同じく曳士の真意をただすため、アシュラムのラボに乗り込んだ戒は、光流の姿がないことに動揺するが、「心配いらない・・・」 声に振り向くと入口には立っていたのは、曳士その人だった・・・!
 戒は曳士から光流を取り戻すために、神龍は浅倉医師に会って神露を元に戻すために、茅博士の命令のもと、襲い掛かるアシュラム兵の追撃をかわし、一路ガルドへ向かう。一方、「アシュラムは、ガルドを処刑場にするつもりだ・・・」勇基のもとへ逃げ込んできた半死半生のレオニードが、そう言って1本のビデオテープを勇基に託す。そこへ襲撃する喬。
「こいつは驚きだぜ!鼠の逃げ込んだ先がてめーらの所とはなぁ」
そう言って笑う喬の、改造された右手のアームガンが、凄まじい勢いで放光して・・・!
 曳士との最終決戦に臨むため、ガルドの再開発現場へ向かう戒。途中、行く手を阻むマキシムを倒し、最下層へ進む。闇の底深く浮かび上がる巨大な装置にはめ込まれた妹の光流。待ち構える曳士の、光流を使った遠大なる計画。能力者を発生させる地、「カルヴァリオ」の秘蹟の力を光流の能力によって増幅し、人間を能力者に生まれ変わらせる。恐らく人類の9割が淘汰され、死ぬであろうその計画を戒は必死に止めようとする。
 「カルヴァリオ」の地で、激突する曳士と戒の二人の能力。神露を連れ戻そうとする神龍。衿宮を取り戻そうとするマリア。それぞれの思いが交錯する中、秘蹟は発動し、その力は地球全土を覆うが・・・!



© 結賀さとる/スクウェア・エニックス,マーラスエンターテイメント,ぴえろ,創通エージェンシー,テレビ東京 2003
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