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■八雲立つ完成試写会イベントレポート
  (このレポートは1997年に収録されたものです。)

■中野文化センター
 8月18日(月) 東京は中野、「中野文化センター」においてリリースに先立ち、「八雲立つ 完成試写会」がおこなれました。このイベントは、夏休みを利用して多くのファンの方々に楽しんで頂こうという趣旨で大阪・名古屋・東京と、各地で開催された訳ですがそのうちの東京での開催に顔を出してみました。今まで私が取材したイベントと違っていたこと、それは、殆どが女性ファンで占められていたことでした。やはり原作が少女漫画ということもあり予想されたことではありましたが、年齢層が幅広いことはちょっと予想外でした。会場にいるファンの女性に期待度を訊ねてみると、やはり原作のイメージを大切にしているという感じを受けました。「絵がふしぎ遊戯みたーい」という辛口の意見も頂きました。
■ギャラリー
試写会場に入る前に待ち受けていたのが、本編からより抜かれたセル画のギャラリーでした。
およそ10点ほどのセル画が展示されていました。
そしてビデオの予約受付カウンターが同じフロアーに出ており黒山の人だかりとなっていました。
  
■試写会場
座席数がかなりある会場でしたが、お客さんの入りも上々。あとは開演を待つばかり。
本日のゲストは監督:望月智充氏、七地役:浪川大輔さん、そして主題歌を歌っていただ いている石塚早織さんという顔ぶれです。(もちろん歌は試写後に披露された。)
ゲストトークではいろいろな裏話が...
■裏話その壱
八王子「八雲神社」でのお祓い
監督、石塚さん、寧子役:桜井 智さんが出席。
  
石塚:すごく暑かったですよね、監督。
監督:もうあの日を境に夏バテでもうすっかり仕事する気が無くなっちゃって...

(当日は気温35度という猛暑だったそうです。)
石塚:(何気なく出席したけれど)この本編を見てお祓いをする意味が本当に良く分かりました。 

■裏話その弐
オーデション秘話
浪川:ちょっとした事(ハンドボールをやっている最中に)で足の骨を折ってしまい、松 葉杖をつきながらオーデション受けたんです。
両手に松葉杖を持ちながらなのでページがめくれなくて大変でした。
役作りに関しては二枚目と三枚目の面があって、そこを旨く出すのがちょっと大変かな。
そこの所をこれからまた頑張ります。

■裏話その参
樹先生の秘密
監督:今回原作に加えて寧子さん(闇己の姉)のご入浴シーンが有るんですけれども、こ れは僕が入れようと考えたのではなくて、樹先生から、原作にも描かれてないが全体に女性の色気が足りないので「アニメ化に当たっては是非そういうシーンを入れてほしい。ついては寧子の入浴シーンを挿入すること!」と言う文章を頂きまして、それで僕も、そいういうことならガッテンだ!ということで入れさせていただきました。
また寧子のミニスカートのセーラー服とルーズソックスは、これまた原作とは違うんですが、これも先生から今時の女子高生なんだからそうしろと文章で言ってきたので、やったと。もう一つ、寧子の初登場シーン。原作では制服姿なんですけど先生から私服のミニスカートにすべしという指示があって、しかも先生はそれにエプロンをつけてよりエッチにしたいと考えてたらしいんですけど、それはさすがに先生サイドの方で止められたらしく実現には至りませんでした。
(ある意味残念だったかも・・・)
■こわいはなし
季節がらこの時期とっても盛り上がる「こわいはなし」
ゲストの皆さんがそれぞれ話して下さいました。
その中で監督の話を掲載します。
監督:むかし「ここはグリーンウッド」って作品をやってたときに(これは当社の作品 で、原作はこれまた白泉社・・・)その中に幽霊の女子高生が出てくる話をオリジナルで作って、アフレコも終わり、ダビングという作業をしている時に、アフレコで取ったテープの中に、とった筈のない声が何箇所も入っていて、これはとても使えないと言うことで延期になってしまった事がありました。
#この作品はキチンと作り直してありますので作品的には何の問題もありません。
 また「八雲立つ」においてはスタジオでは、こういった”こわいこと”は起こっていません。ご安心ください。
■短歌優秀者発表
[浪川賞]
「いじめられ、きたえられても七地は七地」・・・字余り、それも俳句・・・。
良かった点:韻をふんでいる。「れ」(だそうだが・・・)
[監督賞]
「八雲立つ、ラジオで出会いのめり込み、はたと気づけば八雲の僕(しもべ)」
良かった点:「今日は動く闇己くんよりも望月監督に会えるのを楽しみに来ました。ラブラブもっちー!きゃー!19才の乙女」と書いてあったところ。
[石塚賞]
「伝説が、心を揺らし駆けめぐる」・・・また俳句でした。
良かった点:言葉の流れがとても綺麗だったので。
ここで終わるはずだったのですが、何故か闇己役:関智一さんが会場に乱入!
会場の皆さん大騒ぎ!なんと客席より登場!と言うことで即席に賞が追加された。
[関賞]
「八雲立つ、あさたつなにたつむすこたつ、てんとひとはりわかさのあかし」
(何書かせんだ! どうしてこんなの選ぶんだ! と私は言いたい・・・)
受賞された方々には歌と各賞の選者のサインが入った色紙がプレゼントされました。
おめでとうございました。
■閉幕
関氏の乱入もあり、盛り上がってきたイベントも終焉の時間が。
ゲストそれぞれが個人的な事も交えて一言ずつコメントして閉幕。
お疲れさまでした。



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