作品紹介
伝説の女流マジシャン、エミリー・ハウエルに憧れる11歳の女の子・香月舞は、ある日、弟の岬とともに不思議な光の玉に遭遇する。それは、祖母の中森春子からもらった古い飾り鏡に宿っていた鏡の妖精トポであった。遊び友達がほしいトポからどんな願いもかなう魔法のブレスレットをプレゼントされた舞は、天才マジシャン・マジカルエミへと変身。祖母・春子が主宰する新進魔術劇団「マジカラット」のメンバーとして、次々と華麗なイリュージョンを披露し、人々を魅了していく。
全編を通じて盛り込まれる四季折々の風景や日常描写が、人間ドラマに深みを与えている本作。マジシャンを目指す主人公が、徐々に魔法を使うことの意味を考え、人間的に成長していく姿も視聴者の共感を呼ぶ。主題歌を担当する小幡洋子がフレッシュなキャラクターボイスに挑戦している。

放送情報
1985年6月7日~1986年2月28日(全38話)
日本テレビ系 毎週金曜日18:00~18:30

メインスタッフ
  • 製作
    布川ゆうじ
  • プロデューサー
    堀越 徹(日本テレビ)
    大野 実(読売広告社)
  • アシスタントプロデューサー
    深草礼子(スタジオぴえろ)
  • 監督
    安濃高志
  • シリーズ構成
    小西川 博
    渡辺麻実
  • キャラクターデザイン
    岸 義之
    本山浩司
  • 美術監督
    三浦 智
  • 撮影監督
    杉村重郎
    森口洋輔
  • 音響監督
    藤山房延
  • 音楽
    奥 慶一
  • 制作
    スタジオぴえろ
メインキャスト
  • 香月 舞&マジカルエミ
    小幡洋子
  • 結城 将
    水島 裕
  • トポ
    龍田直樹
  • 中村洋輔
    八奈見乗児
  • 中村晴子
    峰 あつ子
  • 香月順一
    納谷六朗
  • 香月陽子
    青木菜奈
  • 香月 岬
    三田ゆう子
オープニングテーマ
  • 「不思議色ハピネス」
  • 作詞
    竜 真知子
  • 作曲・編曲
    山川恵津子
  • 小幡洋子

エンディングテーマ
  • 「あなただけDreaming」
  • 作詞
    竜 真知子
  • 作曲・編曲
    山川恵津子
  • 小幡洋子

香月 舞
天性の明るさと無邪気さをもった女の子。好奇心が旺盛なので、何でも思いきりよくぶつかっていく。
想像力も豊かで、妖精はこの世にいるのだと信じている。彼女の動き一つ一つは、どこか華やかで人目を引く。
回りにいる人たちの心の中に浮き立つような明るさを与えるのだ。しかも、本人はそのことを全く意識していない。
もしかすると、母親譲りのショーアッププレーヤーなのかもしれない。ただし、残念なことに手先だけは父親譲り=不器用なのだ。
マジックは大好きなのに、手がついていかないというジレンマに絶えず悩んでいる。
感情の振幅が激しく、思い込んだら一途な所がある。ふだんは素直な女の子だが、一旦言い出したら手に負えないところもある。
大好きな人たちに甘えるのは上手。努力家でもある。


マジカルエミ
舞の変身後の姿。
性格は全く同じだが、舞よりはお姉さんらしい落ち着きを持っている。
マジックが出来るのは魔法のおかげだが、ステージの上でのノリの良さや、観客の盛り上げ方のうまさなどはすべて地。
彼女のステージを観たら、マジックがこんなに楽しいものなのか、という気にさせられてしまう。


結城 将
マジシャンの両親に幼いころからマジックを仕込まれた。両親の渡米を機に一人日本に残り、舞の祖父母の家へ預けられる。
マジックを毛嫌いしており、自分が打ち込めるのはボクシングだと確信している。しかし、生まれながらにマジックの才能があることに気付いていない。
いい男なので、女の子にはもてるのだが、はにかみ屋のためカノ女はまだいない。初対面の人にはまず無愛想な態度しか取れない。
だが、一つのことに打ち込む時の情熱や集中力は人並み以上である。ガッツもある。
親しくなれば、思いやりのある優しい心遣いを見せてくれる。それに、ほとんど誰とでも親しくなれるのだ。


トポ
ドレッサーから出てきて、舞に魔法のブレスレットを与えた妖精。
本来の姿は光の玉だが、そばにいたモモンガに乗り移ったまま、居心地がよくなったのか、そのまま暮らし続けている。
魔法を授けた人物がどうゆう風に使うのか、ずっと一緒にいて見守るのが妖精としての彼の役目。
いたずら大好きっ子なので、時折町の人が被害に会うことも。だが、意外な時に的を得た寸評などを言い、舞をドキリとさせたりもする。
舞にとっては、何でも相談出来る気のおけない相棒といえよう。


中森洋輔
舞の祖父。マジック団「マジカラット」の主催者。
実権は妻の晴子に握られている。いわゆる魔術団から、スーパーマジックへの路線変更に猛反対するが、晴子に押し切られてしまう。
ガラクタまがいの骨董品を集めるのが趣味で、倉庫は満杯。


中森晴子
舞の祖母。洋輔と組んでマジシャンとして活躍してきたが、プロデューサーとしての才能の方が上かもしれない。
決意したら徹底的にやり抜く張り切りおばあちゃん。
新生「マジカラット」をマルチ・スーパー・パフォーマンス集団に変えようと奔走している。


香月陽子
舞の母親。
「マジカラット」の元花形スターだったが、結婚を機に引退を決意。
だが、今でもステージには未練があり、スキあらば出演しようとする。そのたびに夫の順一はヒヤヒヤさせられる。
子供たちがステージに立つことに関しては全面的にバックアップをしている。


香月順一
舞の父親。
妻の陽子と一緒に、手作りクッキーの店「コンガール」を開いている。
クッキー作りの腕は一流だが、マジックには理解がなく、結婚する時、「マジカラット」の花形だった陽子を引退させてしまった。
舞や弟の岬がステージにかり出されるたびに腹を立てているが、晴子の前では歯が立たない。


香月 岬
舞の弟
まだあまり喋れないが、元気いっぱい動き回るいたずら坊主。
舞の変身を見てしまっても、何のことやら分からず、ただひたすら喜んでいる。トポとはいいコンビ。


小金井武蔵
舞のクラスメート。舞のことが好き。
でも、舞にとっては単なる友達の一人である。ひねくれていて、こそこそと追い回すこともあるので油断できない。
舞とマジカルエミとの間に何らかのつながりがあるのでは、と、たまに訝しがったりするが、最後までつきとめることはできない。


小金井 滋
武蔵の父親。テレビ局のプロデューサー。
武蔵の勧めで「マジカラット」を観に行き、マジカルエミを見つける。
マジカルエミのタレント性を見抜いて、晴子と売出し作戦を展開していく。
自信に満ちあふれていて、強引にものごとを進めがちだが、ちょっとした不注意からよくドジをする。

第1話 ふしぎ誕生魔法のスター
街に、祖父が経営するマジカラットがやってきた。引越しの最中舞は、鏡の妖精と出会い、願いの叶う魔法をもらった。しかし舞は、新生マジカラットの公演においていかれる。舞は無事間に合うのだが、トポのせいでステージがメチャメチャに。舞はステージを収めるため、魔法で、天才マジシャン・マジカルエミに変身する。
第2話 魔法でデビュー!生放送!!
先のステージで、マジカルエミに白羽の矢を立てたプロデューサーの小金井が、彼女にテレビ番組への出演を依頼したいとやってくる。ところがマジカラットの団員は誰もエミの行方を知らない。舞がエミと知り合いだとわかり皆がほっとしたのも束の間、テレビ生放送の日に舞はお父さん達と映画に出かけることになってしまう。
第3話 あいつの好きなボクシング
自分勝手な態度でボクシングクラブでの将の評判は良くない。将の両親がマジシャンと聞いた舞は、将がなぜマジックよりもボクシングに魅かれるのかわからない。ある日、将はクラブの部長から放課後の練習を命じられた。またマジカラットからは、明の代役を頼まれる。団員のことを思う将は、2時間だけの参加を引き受けるが…。
第4話 不思議色ハピネス
小金井と晴子はマジカラットのさらなる人気獲得にと、マジックに歌を組み合わせることを思い付く。それを知った舞たちは、歌の猛練習に励みだした。小金井は、エミ単独の歌手デビューを狙っていたのだ。団員たちの動向に気づいた小金井達は、彼らに知られる前にエミを緊急デビューさせようとするが…。
第5話 雨のたなばたファンタジー
七夕ショーを数日後に控え、団員が忙しく働く中で、なぜか岬はうかない顔だ。そんなとき七夕の物語を知った岬は、織姫への秘密の願い事を短冊に書いた。しかし七夕当日はあいにくの空模様。岬は雨の中星空を探して夜空を仰ぐ。マジックショーで織姫を演じるエミは、岬の心を開いて彼の願い事を叶えてあげようとする。
第6話 スターの輝きを秘めて
苦手なロマンス映画に出かけた舞は、見知らぬおじさんと出会う。エミの映画界進出を夢見る小金井は、映画監督の高円寺を連れて、マジカラットの公演にやってきた。映画館のおじさんが高円寺だとは知らないエミは、ステージから花束を贈り、監督を怒らせてしまった。舞は高円寺の態度に文句を言おうと撮影所に出かける。
第7話 夏休み家庭科入門
通知表を見せる舞。ところが順一たちは、女の子が家庭科“2”とはどうもいただけないらしい。舞は理由に納得がいかない。そんなとき順一の友人が大挙してやってきた。突然のお客に振り回されて、陽子は疲労困憊。とうとう寝込んでしまう。舞はおよばずながら母親に代わって家事を一手に引き受けるのだが…。
第8話 海辺のベストキッド
海辺のホテルに遠征に来たマジカラット。舞は地元の少年健太たちと仲良くなった。楽しいひとときのなか、健太は舞に淡い想いを抱くようになる。そんな遠征最後の夜、念願の招待券を手にする健太たち。そして次の日、エミの最後のショーが終わり満場の席からかかるアンコール。ところがそれは舞へのアンコールだった。
第9話 ボクシングなんて大嫌い!
エミに握手を求めるボクサー真田慎吾。真田の試合に、将はさらにボクシングにひかれていく。試合に勝利したのはエミのおかげと、お礼にきた真田を、ボクシングへの嫉妬から冷たくあしらった。そして将と真田の練習試合が決まるのだが、結果が見えている舞は憂鬱。試合も間近に迫ったある日、将は足首を痛めてしまった。
第10話 高原列車UFOはどこ!?
祖母の家へ行きがてら、UFO捜しの旅に出かけた舞と岬。二人は旅の途中で、自称、誰でも夢が叶う星・ロキシースターのお姫様・ビービーという少女に出会う。突然の嵐に列車は立ち往生してしまい、はしゃぐ舞たち。そんな舞たちに乗客のイライラが爆発して、車内は大混乱!これを静めようとエミは魔法を使うが…。
第11話 秘密のスターライフ
小金井はファンのためエミの一日を“演出”しようとする。だがエミがこれを承知せず、小金井は最後の手段・ドキュメント風ドラマの制作に出る。なにも知らずドラマ出演を喜んだ舞も、撮影が進行するにつれ異変に気づく。そしてエミは企みを知るが、ドラマへの出演をやめようとしない。思惑通りの作品が完成したかに思えたが…。
第12話 夏は光色のメモリー
お化け騒動で開発が遅れている蛍谷に近い、徳寺おじいちゃんの家に避暑に来た団員たち。今は亡き妻の面影を蛍に抱き続ける徳寺は、舞にマジックの悪用を強く戒めた。そこへ蛍谷の開発部長が、お化け退治を頼みにやってくる。団員たちは勇んで出たものの、現れたお化けに逃げ出してしまう。はぐれた舞は…。
第13話 家庭教師は16才
夏休み遊び廻り舞は沢山の宿題を抱えていた。加えて家の手伝いにも身が入らずとうとうマジカラット出入り禁止を宣言される。汚名返上に出向いた学習塾だがモーレツぶりに断念、代わりに将が舞の家庭教師をすることに。そんなとき舞はエミが現れないことが原因で、マジカラットのテレビ出演打ち切りの噂を耳にする。
第14話 こてまり台花のステージ
初めてのワンマンショーが決定しはりきる舞。武蔵をリーダーにしたクラスメイトたちのマジカル舞応援団も結成された。でもステージはビックバンではなく、バーゲンセール会場だった。本当のことがいえず病気になってしまう。かわりお母さんが舞の代役を引き受けるが、病気の治った舞はステージに立とうと決心する。
第15話 風が残したかざぐるま
台風が近づくある日、舞はシェリーと友達になる。舞のお父さんに憧れ、手伝いをするシェリー。ところが風を操れる彼女の能力に気づいたトポが、シェリーの正体を妖精だと見抜く。実はシェリーは風の妖精で、前の台風でやってきたがパワー不足で帰れなくなっていた。シェリーはエミの力を貸して欲しいと頼むのだが…。
第16話 すてきパワフルドライバー
ユキ子が、昨日免許を交付されたばかりだと知らず乗った舞たち。ユキ子の暴走車は三人の哀れな犠牲者を乗せ突っ走る。なんとかユキ子の運転もマトモになって舞たちも一安心。だが、カリントウをぶつけられた大型トレーラーが舞たちを執拗に追跡してくる。ついにオーバーヒートした車!トレーラーから現れた運転手の目的は?
第17話 気分はゆれて学園祭
こてまり祭のマジックコンテストで優勝を狙う舞。当日、将は部長の妹・晶子の案内役とマジコン審査員のエミのボディーガードを同時に引き受けてしまった。困った将は舞にエミを押しつけ出掛けてしまう。舞は偶然、将と晶子をみてしまい大ショック。マジコンが始まってもエミはうわのそら。
第18話 魔法の光に夢を
エミのステージを見た少年が、彼女に会いたいと楽屋にやってきた。妖精が近くにいることを示す鏡に反応するこの少年は、中森家にまでおしかけてくる。少年はその夜、中森家に忍び込み翌朝団員たちに捕まった。エミのマジックを魔法だといって譲らない少年は、小さなビンをエミの魔法の光でいっぱいにして欲しいと頼む。
第19話 ガラス越しのロマンス
舞は骨董店でアンティーク人形に呼び止められた。人形を連れて帰った舞は、魔法の鏡に映る人形の涙を見る。舞が人形に理由を問いかけると、人形はむかいの喫茶店に飾られたマドロス人形のことを語りはじめた。舞はマドロス人形を探しにいくが喫茶店は改装中。人形は荷物に紛れて行方が判らなくなっていた。
第20話 危険なシャッターチャンス
熱愛カップルのような写真を撮られたエミと将。小金井さえ恐れる芸能ゴシップ誌・ピシャッターの川越が、このネタを鋭く察知した!小金井は二人の接触をしばらく断ち、一時は川越の脅威も去ったかに思われた。だが、川越達はまだエミと将を狙っているようなのだ。そこで洋輔は撮りたければ撮らせてやろうと一計を案じる。
第21話 がんばれ!ドキドキゲーム
テレビ番組“逆転!地獄ゲーム”に出場した武蔵のパートナーの誘いに、例によって将にバカにされた舞は出場を宣言。武蔵は優勝を目指して作られた舞の特訓メニューを懸命にこなそうとする。しかし息子の気持ちを察した小金井がイカサマを頼んでしまう。しかも武蔵は参加者の少年と、舞のデートを賭けて勝負することになった。
第22話 からっと秋風心もよう
舞台で大失敗したことを団長たちから怒鳴られすっかり意気消沈してしまう進。ある日、進は思い悩んだあげくマジカラット退団を決意する。どこかへ姿を消した進を一人心配する舞は、皆の冷たい態度に心を痛める。洋輔は進が本気で退団を願っているなら、解散もやむを得ないと考えていた。初冬の海岸でもの思う進の胸中は…。
第23話 ごめんねミーちゃん
その日珍しく先生にエプロンを褒められて舞はご機嫌だった。ところが岬に自慢のエプロンを破られてしまい、思わず岬に嫌いだと怒鳴ってしまう。でもみんなは岬の肩を持ち、舞は面白くない。岬は弟がいるのは損だ、弟なんかいなくてもいいと言う舞の言葉に傷つき、姉のためを思って家出をするのだった。夜になっても帰ってこない岬を、寒さに震えながら懸命に探す舞たちだが…。
第24話 鈴の音よもう一度
小金井はオーディションに参加した若菜とその母・妙子に出会った。妙子は小金井の初恋の少女だったのだ。だが、小金井は忘れられていることが恐く話すことができない。見兼ねた舞が妙子に小金井のことを話すが、彼女は小金井のことも、鈴のことも憶えていなかった。そこで舞はふたりの想い出を魔法で再現することに…。
第25話 かわいい訪問者
妖精の国からトポの後輩ピラミーがやってきた。オウムのぬいぐるみに入り、トポから舞に魔法をあげた時の事、人間界に現れた他の妖精達との出会いの事などを聞く。ピラミーの目的は、トポの人間世界の行動の査察にあったのだ。ピラミーから妖精失格の烙印を押されトポは、妖精の国に帰らなければならなくなってしまった!
第26話 枯葉のシャワー
真田との試合を間近に控え将は、ただ気を焦らせる日々を送っていた。殺気さえ漂わせる将の様子は、舞も心配するほどだ。そんなある日、将は不思議な少女と出会う。春からずっと将を見ていたという少女は、今はボクシングを楽しんでいない、なにかに追い立てられているようだと語る。将は少女を試合に誘う約束をするが…。
第27話 国分寺さん殺人事件
洋輔が入院した病院は国分寺のマンションを臨める場所にあった。その夜、国分寺宅に遊びにきたユキ子は国分寺と些細なことからケンカしてしまう。それを目撃した洋輔は、国分寺を殺人犯人と勘違いするのだった。同時に二人を探る舞を襲う怪事件の数々!ユキ子を殺人鬼・国分寺から救うべく、皆はマンションに突入した!
第28話 ツキが落ちれば陽が昇る
その日の将は朝からついていない。宿題を忘れて抜き打ちテスト、サッカーボールで窓ガラスを割り、試合の出場資格を失ってしまう。舞は彼がグローブを無くしたことを懸念するが、当人は全く気にしていない。翌朝も将の災難は続いた。なんとか将は調子を取り戻し、あとは消えたグローブを見つけだすだけとなったが…。
第29話 雪景色・夢の国
サンタクロースを信じる舞、岬、武蔵は、彼に会うためにコンガールにも煙突があるのを忘れて町中に煙突を探す。その夜、コンガールの煙突部屋でサンタクロースを待つ舞たち三人と将。雪も降り舞台が整ったとき、サンタクロースが訪れた。光の粒が4人を包み込みそして舞たちはそれぞれの夢の国でひとときを過すのだった。
第30話 ワイン色のパーティ
マジカラットの大掃除も終わり、残すは忘年会だけとなった。しかし三人組はスキー旅行、小金井は連日の忘年会にうんざり、香月家も駄目だという。晴子に二人きりのパーティーを提案する洋輔。しかし舞の説得に香月家と小金井は出席が決定。将達も現れ賑やかになったパーティーを、エミは二人の想い出のワインで演出する。
第31話 仲よし夫婦のギザギザ模様
些細なことからはじまった順一と陽子のケンカは、意地を張り合ってエスカレートするばかり。離婚を前提にして陽子が実家に帰ってしまった!彼女がいなくなり香月家は案の定、収拾がつかない。順一はただぼんやりと一日を過ごす。一方陽子は家族が気になり落ち着かない。舞は二人を仲直りさせる為にある方法を思いつくが…。
第32話 お風呂場でドッキリ!
舞が入浴中とは知らず、将がお風呂場に入ってきた!その時に舞のブラシを壊してしまった将は、舞が怒っている理由をこれと勘違い。どこか違和感を感じつつ同じ物を探しまわる。そんな時完成したエミの新曲。これをもらった舞は一時機嫌を直すが、入浴を覗いたことに怒ってるのに、気づかない鈍感さにますます腹をたてる。
第33話 飛べ!スノードラゴン
風邪をひいた岬は、大雪が連れてきた雪の妖精パーフィと雪像のドラゴン・マローンと仲良くなり、雪祭りに向かう。パーフィの事を皆は信じようとしない。そしてその夜もパーフィは岬のもとへ遊びにきた。トポが言うには、パーフィの世界と現実世界は雪のある間しかつながってないのだ。舞は魔法で岬を呼び戻そうとするが…。
第34話 愛と哀しみのカリントウ
ある朝、二日酔の国分寺を襲うカリントウの恐怖!見に覚えのない祝福と、いやがらせが続き、次第に疑心暗鬼に陥っていく。ところがこれは全て企画をだしたドラマのスポンサーの為、カリントウを克服しようと彼自身が頼んでいたことだった。しかしカリントウへの道は辛く遠い。国分寺は見事カリントウを克服できるのか?
第35話 妖精の森へようこそ!
舞が川で見つけた不思議な石。それはガラスの原料になる石英だった。ところが変身魔法の最中、舞とトポは石の魔力でファントピーの森に迷い込んでしまう。森は石英に宿り、時折地球の夢を伝えに人間世界を訪れる妖精の故郷だった。石は舞へ森の湖に自分を沈めてくれと頼む。舞は約束通り湖に石を還すことに…。
第36話 北風にひとりぼっち
手首を痛めながら真田との練習試合に挑み、敗れたものの、充足感を見せる将。マジシャン最高の栄誉・エミリー賞に懸命に臨み、審査員特別奨励賞ながらも心からの感涙に耽る明達。夢に賭ける彼らの姿に、舞はやりきれない思いを覚えた。そしてエミリー賞を受賞したエミは、魔法で得たその偽りの栄冠に虚しさを感じる。
第37話 ためらいの季節
エミリー賞受賞記念パーティーの席上で、引退とマジカラットの解散を宣言する洋輔。そして進たちはマジックの修行に、将の両親を訪ね渡米することにする。しかし舞はまだ迷いから抜け出せないでいた。そんなとき、エミリー・ハウエルの舞台のフィルムを見た舞は、ある決心から洋輔にマジックを教えてくれるよう願い出る。
第38話 さよなら夢色マジシャン
熱心に練習を続けるうち、下手でも舞でやるほうがマジックが面白いことを知り、彼女は魔法を返すことを決める。そしてユキ子達は渡米を、進は洋輔のマジックスクール開校の夢について行くことを決意する。それぞれの想いを乗せて、マジカラット最後の公演の日は来た。エミは彼女のラストステージへと臨む。
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