作品紹介
花園ユーミは絵を描くことが何よりの楽しみという9歳の女の子。フラワータウンのひとり娘である彼女は、ある日花を大切にしてくれた感謝の印にと、花の妖精・かき丸とケシ丸から魔法のステッキを授けられる。そのステッキで描いた絵は、どんなものでも実物として飛び出すのだ。喜び勇んでステッキを振るうユーミだが、その効力にはタイムリミットが設けられていた。それでも、この不思議なステッキを手にしたことで、彼女の日常はスリルと冒険に満ち溢れた素敵な時間へと変わっていく。
主人公が大人に変身しないという点では、前3作とは大きく異なる印象を持つ本作。荒唐無稽なまでのファンタジー性にコメディ&ペーソスを加味することで、ぴえろ魔法少女の新たな可能性を導き出した。

放送情報
1986年3月7日~1986年8月29日(全25話)
日本テレビ系 毎週金曜日18:00~18:30

メインスタッフ
  • 製作
    布川ゆうじ
  • プロデューサー
    堀越 徹(日本テレビ)
    大野 実(読売広告社)
    鈴木義瀧(スタジオぴえろ)
  • 監督
    鴫野 彰
  • シリーズ構成
    今井詔二
  • キャラクターデザイン
    洞沢由美子
    本山浩司
  • 美術監督
    三浦 智
  • 撮影監督
    森口洋輔
  • 音響監督
    藤山房延
  • 音楽
    馬飼野康二
  • 制作
    スタジオぴえろ
メインキャスト
  • 花園ユーミ
    志賀真理子
  • かき丸
    冨永みーな
  • ケシ丸
    渕崎ゆり子
  • 花園一郎
    安原義人
  • 花園桃子
    三田ゆう子
  • 三沢恭平
    水島 裕
  • 三沢健太
    坂本千夏
  • 花園ダン吉
    富山 敬
  • 袋小路夫人
    丸山裕子
オープニングテーマ
  • 「金のリボンでRockして」
  • 作詞
    麻生圭子
  • 作曲・編曲
    山川恵津子
  • 志賀真理子

エンディングテーマ
  • 「フリージアの少年」
  • 作詞
    麻生圭子
  • 作曲・編曲
    山川恵津子
  • 志賀真理子

花園ユーミ
そばかすがトレードマークのちょっぴりオテンバな女の子。
花とマンガが大好きで、みんなの人気者。
花の国から来た妖精・ケシ丸とかき丸からもらった魔法のステッキを使って大活躍する。
そのステッキを使うと絵に描いたものが現実の物となって飛び出すのだ。


ケシ丸・かき丸
魔法の国から送られてきた花のメッセンジャー。
まるで、ぬいぐるみの人形のような格好をした妖精。二匹の姿はユーミにしかみえないという、不思議な生物。
お風呂が好きで、しばしばユーミとの相談ごとはお風呂場で行われる。
ケシ丸のしっぽはなんでも消せる魔法の消しゴムである。


三沢恭平

ハングライダーや、サーフィンのインストラクターをしながら、ユーミのパパの店を手伝っているハンサムな青年。
海辺のボートハウスで弟の健太と二人暮らし。
ユーミを妹のようにかわいがるが、ユーミにとっては憧れの人である。


三沢健太
恭平の弟。
ユーミのクラスメートで、ちょっぴり肥満ぎみ。兄貴とは正反対に、運動神経は鈍く、いつもどじばかり。
でも、体重計とにらめっこしながら、ユーミのハートを射止めたいと思っている。
照れ屋だが、なかなかの好人物。


花園一郎
ユーミのパパ。
フラワータウンに店を始めたばかりだが、やがて街中を花でうずめたいと思っている。
優しくて頼りになるが、そそっかしいところもある。


花園桃子
ユーミのママ。
パパに比べてしっかり者。美人。
自分も幼い頃、マンガ家になりたかったことからマンガ家志望のユーミをいつも優しく見守っている。


花園ダン吉
ユーミのおじいちゃん。冒険家。
「花園流冒険家」の二代目をユーミのパパに継がせようと、フラワータウンに引っ越して来たユーミたちを追ってくるハッスルおじいちゃん。
もちろんパパは大弱りで断る。
しかし諦めきれずにフラワータウンの高台(の木の上)に小屋を作って住み着く。
やがて活発なユーミを見て、「二代目はユーミに」と勝手に決め付ける。


袋小路夫人
街の実力者。花が大嫌い。
花アレルギーで、花とは相性がよくないのだ。大金持の未亡人。
ユーミを、花屋の娘ということで目の敵にしているが、いつもユーミに振り回されては一本取られてしまう。
でも、本当は寂しいのかも・・・。


国光三郎
袋小路夫人の執事兼運転手。
いつも夫人のそばに付き添っていて、夫人の言うことをハイハイと一応素直に聞いてはいるが、
内心はチャッカリ反旗をひるがえしていて、ユーミの味方になったりするやさしいオジサン。

第1話 街は魔法で花ざかり
花園ユーミは花と絵を描くのが大好きな女の子。袋小路さんの意地悪に困っていたユーミは花の妖精に助けられる。そして花の国の妖精界で毎年春になると花を大切にする子供に贈るという魔法のステッキとペンダントを貰った。しかし魔法で出したペガサスでフラワーコンテストに出品する花のフランス人形を壊してしまう!
第2話 ステキな魔法の使い方
強とケンカしたユーミは、可愛がっていた仔犬のカンタローがいなくなったため強は気が立っていると知る。ユーミは強に同情し、魔法でカンタローを出すが、かえって強を傷つけてしまう。ユーミたちは仔犬のポスターを街中に貼って捜したが見つからない。あきらめかけた時、歩道でカンタローの姿を見つけるのだが…。
第3話 よろしく冒険ガール
嵐の晩ユーミ達の前に突然、ダン吉が現われた。冒険の途中、腰を痛めて弱気になったダン吉は、一郎に後を継がせようと説得にきたのだ。それを知ったユーミはダン吉を勇気づけるため冒険家になると宣言。喜んだダン吉はさっそくユーミにサバイバルの特訓を施すが、そんな最中、ユーミは網から落ちてケガを負ってしまう。
第4話 おじいちゃん冒険旅行
バザールのお手伝いをしているユーミの元に宝の在処を記した地図を手に入れたダン吉と健太がやってきて、ユーミを冒険に誘う。場所がマウントフラワーの洞窟だとわかった三人は、魔法で出した海賊船で地底湖を進む。その途中で見つけた石場の階段を登っていくと、なんとそこは袋小路家の地下室だった。そこで…。
第5話 紙ヒコーキからの伝言
ユーミは、ケガをした恭平の代わりに配達を手伝うことになったが配達先を間違えてしまう。なんとか花束を取り戻したユーミは、届け先のシーサイドホテルに向かう途中で袋小路さんと鉢合せ。袋小路さんのプレゼントが偶然ユーミの花束に入ったため、袋小路さんに追いかけ回されてしまう。
第6話 ふたりの袋小路さん
ユーミは宇宙人を信じている袋小路さんに、かき丸達を見られてしまい、見張られることに。なんとか秘密を暴こうとする袋小路さんに困ったユーミは、魔法で心優しい袋小路さんを出すが、目を離したすきにニセ袋小路さんは街へ出て行ってしまう。ニセ袋小路さんを捜すユーミは、本物の袋小路さんに追い詰められて大ピンチに!
第7話 涙のダイエット日記
お父さんの言葉と、3キロも太ったことにショックを受けたユーミはダイエットを決意する。大好物を我慢したり給食を抜いたりと健気なユーミ。ところが恭平の新作パフェの試食につきあわされたり、お父さんとダン吉が元気ないユーミのために料理を作ったりとうまくいかない。ユーミはダイエットを続けるため家出を決意する。
第8話 もう一度ロマンス
お父さんとお母さんがケンカしてしまった。ユーミは恭平のアドバイスでヤキモチを焼かせようと魔法を使うが、逆に仲を悪くしてしまう。話はこじれお母さんは家を出ると言い出す。困ったユーミはダン吉に相談し、結婚前の2人はアツアツだったと聞く。ユーミは魔法で時を戻す時計を出し、二人に昔のデートを見せるのだった。
第9話 とべ愛の翼でスカイハイ
ハングライダーであちこちの街を荒し回っている、ブラックウィングスがフラワータウンにやってきた。恭平はブラックウィングスを街から追い出すためにハングライダーでリーダーと勝負する事に。しかし相手の小細工で飛行練習中にケガを負ってしまう。ユーミは恭平の代わりに勝負をすることになる。
第10話 いたずらオバケに御用心
ダン吉にオバケをネタに怖い思いをさせられたユーミは、仕返しに魔法を使い、マンガ家の夢野夢美の作品に登場するオバケを呼び出す。そのオバケがダン吉にとりつき離れなくなる。退治方法は来月号の発売までわからないので、ユーミは夢野先生にマンガの続きを教えてもらいに行くが、まだ原稿はできあがっていなかった。
第11話 ふしぎ?黄金鳥伝説
願いがかなうという“黄金鳥”の話をダン吉から聞き、興味本位に魔法で黄金の鳥を出した。これをダン吉達に目撃され、街中はこの話でもちきりに。ダン吉や袋小路さんは黄金鳥を捕まえようと森の捜索を開始する。その頃、健太と強は間違ってハチの巣を落とし、みんなはハチの大群に襲われてしまう。
第12話 お嬢さまはつらいよ
ユーミは自転車に乗っていた袋小路さんとぶつかり、袋小路さんと一緒にいた大叔母様に3日でお嬢様になると約束させられる。袋小路さんの特訓ですっかりお嬢さまとなったユーミ。ところが自分が袋小路さん達の賭けに利用されていたことを聞き激怒。パーティーをメチャクチャにして仕返しをするが賭けの内容は意外なものだった!
第13話 おまかせキューピッド
ユーミの下駄箱にラブレターが入っていた。ユーミがラブレターに書いてあった待ち合わせ場所に行くと、そこに来たのは隣のクラスのひろしだった。ひろしは平田エリ子の下駄箱と間違えたのだ。ユーミはひろしのためにエリ子にラブレターを届け、ひろしたちがデートしている間、身代わりを引き受けることに。
第14話 想い出に消えたかき丸
ユーミが学校から帰ってくると、かき丸がぺちゃんこになっていた。ハイキングに出かけた時に、袋小路さんの下敷きになってしまったというのだ。ユーミは魔法で直そうと空気入れを出すが、その途端かき丸が花びらとともにステッキの中に吸い込まれてしまった。ユーミとケシ丸はかき丸を捜してステッキの中へ。早く探し出さないとかき丸は思い出の中に閉じ込められてしまうのだ。
第15話 妖精がくれた音楽会
上野マヤに馬鹿にされたユーミは、つい自分もバイオリンを弾けると言ってしまう。これを先生が聞き、ユーミも音楽会に参加することに。当日までになんとかうまくなろうと練習するユーミだが、上達する気配はない。嫌になったユーミは音楽会にでないと言い出す。それを知ったお父さんは厳しく叱りつける…。
第16話 すみれ色の初恋
ユーミとサーカスに行く約束の健太がおたふく風邪とはしかで行けなくなる。お見舞いにいったユーミは健太の顔を見て大笑い。健太は傷つき、二人の仲は険悪に。その晩、健太が入院してしまった。ユーミは看護婦に頼んで、許してくれるなら部屋の前に花を置いておくように、と書いた手紙とすみれの花束を渡してもらうのだが…。
第17話 ユーミちゃん気をつけて
雨の降る日、バラ酒を届けるお使いを頼まれたユーミ。電車に乗ったユーミは袋小路さんと国光に会う。ユーミがバラ酒を持っていると知った袋小路さんはなぜか大慌て。袋小路さんは国光が大のバラ酒好きで、バラ酒を飲むためなら手段を選ばないことを知っていたのだ。国光は変装してユーミの追跡を開始する!
第18話 発車ベルが鳴るまで
ラクダのイマイ君はユーミたちが映画を観ている間、駅につながれていた。そこへ貨物列車に乗せられたイマイ君の初恋のラクダ・唄子さんが現れる。悪い人間に騙され売られていく唄子さんは、人間を信じられないと嘆く。イマイ君はよい人間もいるとユーミの話をするのだが信じない。発車ベルが鳴り、列車は駅を離れ始める。
第19話 花びらのステップ
ユーミは恭平の誕生日に内緒でぬいぐるみを作っていた。しかし、恭平はハンググライダークラブの女の子たちとディスコで誕生パーティーを開くことになっていた。パーティー開始までになんとかぬいぐるみを仕上げたユーミだが、恭平の乗った車が故障し恭平はそのままパーティーに直行してしまう。そこでユーミは…。
第20話 花を愛してみませんか?
袋小路さんの庭の木に花が咲いた。花アレルギーの袋小路さんは直ぐに木を抜くように命令する。これを知ったユーミたちはなぜ袋小路さんが花を嫌うのか、原因を探りはじめる。ユーミたちの作戦で好物のカリントウを餌に説得された国光は、意外なことを語る。袋小路さんは、昔は花を愛する麗しい少女だったと言うのだ。
第21話 はばたけ空へ風をうけて
嵐の夜、一羽の鳥がユーミの部屋に飛び込んできた。この鳥をピーチルと名付け面倒をみるのだった。ピーチルは元気になっても、ユーミから離れない。偶然、ピーチルを見た国光は、嘘をつきピーチルを連れだした。それを知ったユーミはかき丸達と国光を追いかける。だが、眼前で国光はボートで沖へと出て行ってしまった。
第22話 恋のミスキャスト
ユーミと健太は水着を巡り、些細なことからケンカをしてしまった。ユーミは家族と海水浴に来ても落ち込んでいる。そんな時、謎のセールスマンが現われた。ユーミは説得され素敵な恋を探しに行くが、ユーミの性格が災いし失敗ばかり。いやになったユーミは、開けてはいけないドアを開けたため、真っ暗闇に落下してしまう。
第23話 家出したお父さん
近所に新しいフラワーショップができると聞いたユーミと桃子は、売上げを落とさない方法を一郎に相談するが一郎は取り合わない。しかたなく桃子は恭平に相談に行くが、それを一郎が誤解する。帰ってきた桃子を問いただした一郎は、逆におじさんになったと言い返されてしまい、家を出てダン吉のところへ…。
第24話 さよならフラワータウン
真夏の街に雪が降り始めユーミは魔法が使えなくなってしまう。かき丸たちから花の国の異変を知らされたユーミはスケッチブックに描いた入口から花の国へ向かった。ユーミを探しにきた健太たちも花の国へ運ばれてしまう。花の国に着いたユーミは、妖精の長老から女王が眠りについたために花の国が枯れていたのだと聞かされる。
第25話 忘れないでメモリー
女王を眠りから覚ますのに必要な銀の雫を手にいれる為、日の出山に向かうユーミと健太は途中で一郎、桃子と再会する。道中、大トカゲに襲われたユーミを救おうとダン吉と恭平が現われた。いよいよ銀の雫を手にいれる寸前、袋小路達が現われ、一行を妨害し銀の雫を独り占めしてしまう。そこへ巨大な蜘蛛が国光に襲いかかる!
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