1時間目、世界史
そこの君!そう、授業中睡魔と死闘を繰り広げたあなたですよ。
こんにちは、ツボツボです。
これから皆さんに春秋戦国時代の歴史を伝えていきたいと思います。
「いやいやいや、春秋戦国時代って。そもそも何時代よ?信長ですか?てか、ツボツボって(笑)」
と言う方がいるかもしれない。
そんなあなたに私は「オブラート破れてますよ(天使の微笑みで)」と、小首をかしげるでしょうね。
優しいあなたは「肩こり?」と聞き返すかもしれない。
その結果、秋のそよ風の如く笑顔でその場を立ち去った私は、その夜かなりの確率で鏡を片手に枕を目から流れる水で濡らすことでしょう。
私は過去、爬虫類に似ていると言われたことがあるのです。
高校の卒業の日、少林寺拳法部に所属し、部活少女だった私は後輩から溢れる涙と共に卒業プレゼントをもらいました。
その中にあった「○○先輩を動物に例えると☆」というコーナー。
そこで17歳のツボツボが見た衝撃の集計結果。
みほ(仮)先輩 ツボツボ先輩
ネコ・・・3人 トカゲ・・・・5人
パンダ・・・1人
キタキツネ・・・1人
全員一致!?
3年間トカゲを好きだと言ったこともなければトカゲの真似をしたこともない。そもそもトカゲって動物なの!?これは後輩からの気の利いた渾身のボケだと瞬時に判断した私はすかさずツッコミを入れようと顔をあげるが、そこで笑っている後輩は一人もいなかったのです。なんだかいい雰囲気でみんなが「卒業」を満喫しとる。
かくして私のトカゲライフがスタートしたのです。てか、今は顔の話はよくない?
話を戻しますと、
春秋戦国時代とは紀元前770年~紀元前221年頃の中国で、秦の始皇帝が中国を統一する前の時代を言います。
「キングダム」では紀元前245年頃を舞台にした激動の時代を描いているのですが、いかんせん情報量が多い。
「お母やん、主人公は信(のぶ)ではなく信(しん)です」と娘にたしなめられる前に、ここでキングダムを、引いては歴史を押さえていこうと思うのです。
では、さっそくキングダムにおける基本中の基本となる単語をお伝えしましょう。
「嬴政(えいせい)」
これは算数でいうところの「九九」、デートにおける「映画館」、少林寺拳法における「振り子突き」と同じようにまず初めに通過しなければならない最重要単語です。
「嬴政」とは「始皇帝」の名前なんですが、使いどころとしては、例えば面接で
「尊敬している人は?」
と聞かれた際、「父(あるいは)母です」と答えるのは、まぁまず素晴らしい息子か娘ですよね。
結婚するなら、まず間違いなくその息子か娘ですよね。
しかし、キングダムルートに進むと決めたあなたは間髪いれずに
「嬴政です」
と言わなければなりません。
ここでポイントなのは始皇帝ではなく嬴政と言うことです。
「始皇帝」ならなんとなくイメージが付くものを、あえて「嬴政」と言うことで確実に面接官に「?」が浮かび5cm前に出てくることになるでしょう。あとはその日までに、返却期限が切れてはまた借り、店員さんと顔見知りになり気まずい雰囲気のまま5cm下を向いて借り続けたキングダムにおける嬴政の魅力を語れば二次面接に進むこと間違いなし。
(ちなみに嬴政は史実では自分の欲望を強引に叶えた人物のように言われますが、それは一面であり、キングダムでは別の側面から見た悪役ではない嬴政の人物像を浮かび上がらせているので「こいつ、入社したら『今日から僕は山田ではなく始皇帝です』とか言い出すんじゃないだろうな?という心配は皆無になります。)
それでは、今後、どんどん深いキングダムの世界を皆様にお届けします!
「中国を統一したのは嬴政」
この言葉と共に、今夜はおやすみなさい。