ウタカタファンの皆様、お待たせ致しました!
お久しぶりです、赤メガネです。
第544話「割れない仮面・割れたシャボン玉」の裏話ですよ~。
担当回だからといって調子に乗って書いていたら、長文になりました…(^^;
今回の話は、原作の内容を踏まえつつも、
アニメで一度出会っていたナルトとウタカタの再会がメインでした。
ウタカタが活躍している六尾編は、
アニメ第364話「風来坊」~第371話「師弟」で観ることができます(^^)
放送は2010年だったとか。
こちらは364話の回想シーンですが、 実はこの364話の演出担当は、
今回の絵コンテ・演出と同じ熊谷様だったりします。
偶然ながら、三年以上の時を経て、
ウタカタ編の最初と最後を演出されたということになるのでしょうか。
ご本人的にはその事でモチベーションが上下するわけでもなく、
普段通りという感じでしたが( ´ー`)
544話、細かい所までこだわっておられましたので、
ぜひ注意深くご覧いただければと思います。
(私はペインの黒棒でウタカタの尾獣モードがとけて、
一瞬元の姿が見えるシーンが好きです…ほんと一瞬ですが!)
設定です。
ホタルは今回、新規作画カットが背中しか無かったのですが(^^;
せっかくなので掲載です。
ペイン多いです…。
今回の話数を担当するにあたって、
まずはペイン六道と人柱力たちを全員把握するところからスタートしましたね(@_@)
中でも畜生道に関しては、
制作中にちょっとしたトラブルがありました。
ファンの方はご存知と思うのですが、畜生道って2パターンいるんですよね。
実は今回、コンテの段階では、こちらのver.1で描かれてしまっていました。
(熊谷様のコンテです。ポニーテールが特徴的。)
でも、回想で使うため、昔の六尾編を観ていたら。
には見えない(;゚ロ゚)
設定担当様に確認したところ、
「しまった、この時はver.2だった」とのことで…。
時系列としては、六尾編の前にペインvs自来也戦があり、
そこで畜生道ver.1が倒されてしまったので、
ウタカタの前に現れるのはver.2でないといけないらしく。
こっちの子です。
確かこの間違いに気づいたのが、アフレコ一週間前くらいだったような!
そう、セリフがあったんですよね畜生道に。
ver.1なら男性なので、ペイン天道の声優さんにあてていただけますが、
ver.2は女の子で、声優さんが変わります。
聞くところによると、声優様方のスケジュールはアフレコより
ずっと前におさえておくとか…(;・_・)
今更追加で声優さんを呼べるのかとヒヤヒヤでしたが、
音響様側になんとかしていただきまして、
ぶじ畜生道ver.2の方もアフレコ当日に来ていただけました。
良かったです(>_<)
こんなこともあるのだなと、改めて緊張しました…!
あぶないあぶない…。
さて、つい過去回想シーンの話ばかりになってしまいましたが、
今回は人柱力たちの見せ場もありました。
原作でも大ゴマだった勢揃いシーン、
アニメでも大きかったです…紙が。
原画は、これくらいの大きさで作業していただきました!
(見えづらくてすみません^^;)
比較になるかなとカッターなど置いてみましたが、伝わりますかね…。
横幅70センチくらいあります。作業机を覆い隠すほど。
ユギトとフウしかいませんが、
これは作業しやすいように何枚かに分けて描いていただいたからです。
(それでもこの二人は大きかった…544話一番のサイズ)
これくらいのサイズはたまにありますが、やっぱり大きいと作業が大変ですね。
私たち制作進行は作画はしませんが、コピー&貼り付けなどの地道な作業をやっています。
あと、この原画が入る大きさのカット袋を作ったりとか…。
もはや工作です。
でもその分、完成すると見応えがあるものです。
人柱力たちの術も初お披露目のものばかりでしたね。
老紫の灼河流岩の術とか、どう作画するか決まるのに時間かかりました…。
また今後、彼らのことは明らかになっていくかと思いますので、
あまり語らないようにしておきましょう。
おまけです。
NARUTO本編によく入ってくださり、ロックリー忍伝では作監もされていた津曲大介様から、
おちゃめなイラストをいただきました。 わーい!
(担当パートが一発でばれますね…笑)
(尾獣ウタカタが奥から襲い掛かってくるカット格好良かったです!^▽^)
なんだか画像盛りだくさんになりました。
掲載許可を下さった皆様方、ありがとうございました。
次回8/29放送のNARUTO疾風伝はスペシャルです!
学生さんは残り少ない夏休みをお楽しみくださいませ。
(羨ましくなんかないですよ…ッ)
ではまた。
制作:赤メガネ