特別ゲスト登場!?

こんにちは。

皆さん、ホッコリしてますか?

『しろくまカフェ』監修の小林常夫です。

 

今回は、いつもブログを担当してくれているF君に代わり、この私が書かせていただきます。

しばしの間、コーヒーでも飲みながら、まったりとお付き合いしていただけると幸いです。

 

最初の話題は・・・

 

既に番組開始から9ヶ月が経過しようとしておりますが、

改めて、私の目から見たスタッフの姿をご紹介しましょう。

 

まず御紹介するのは・・・

 

監督の増原光幸さん。

 

増原さんとは今回初めて仕事を御一緒したのですが、とても真面目で温厚な性格の監督さんです。

意見を言う場合も、しばし熟考してから述べるクレバーなタイプ。

 

演出スタイルは、ご本人曰わく「王道」だそうです。

確かにその通りで、ともすればマニアックな方向(褒め言葉です)にいってしまう細川さんの脚本を、

夕方5時半のアニメとして、万人に見やすく演出していただいていると思います。

 

ちなみに私と席が隣同士なのですが、よく泊まられている・・・と言うか、割と住んでいる(笑)、

まさに作品を支えてくれている『しろくまカフェ』の大黒柱です。

 

増原さんの枕です。

私が和歌山のアドベンチャーワールドに行った時のお土産にプレゼントしました。

ちゃんと愛用してくれるところが、とても気ぃ遣いの増原さんらしい所です。

 

 

上から見ると、こんな感じ。

1年前は真っ白な「パンダくん」だったのですが、すっかり年季の入った「常勤さん」に (笑)。

増原さんの血と汗と涙と・・・・・・ヨダレ?

 

増原さんの趣味はバイクで、ほとんどの移動はビッグスクーターだったのですが、

最近、プロップデザインの田中比呂人さんの影響(?)で折りたたみ自転車を衝動買い。

三鷹のスタジオから23区内の録音スタジオまで自転車で移動したりしています。

私など隣町の吉祥寺に自転車で行くだけで尻が痛くなるのに・・・よく痔にならないなぁ~。

 

あと、過去のブログから推察できるかもしれませんが、

某コッテリ系ラーメンとか某スタミナ丼など、B級グルメが大好物。

深夜に食欲をそそる香りが漂ってくるので机を覗いて見ると・・・

カップ焼きそばに唐揚げ棒までくわえてたり・・・(笑)。

もうイイ歳ですので、くれぐれも体調だけは崩されないように気を付けて下さいね。

 

次にご紹介するのは・・・

 

シリーズ構成の細川徹さん。

 

アニメ『しろくまカフェ』の、ちょっとシュールでほっこりした世界観は、

まさに、この細川さんの筆によって生み出されました。

 

『しろくまカフェ』の企画当初、まず悩んだのが、

短編で単行本が3巻(当時)しかない原作を、どうやって1年のシリーズにするか?

 

特に必要だと考えたのが「カフェでの会話」が面白い脚本。

それも「意味のない」会話。

キチンとしたドラマを書けるライターさんはたくさんいらっしゃるのですが、

日常のどうでもイイ会話って、簡単そうで、かなりセンスが必要なんですよね。

 

そこで思い付いたのが、細川さんでした。

 

私は観劇が趣味で、最近は減りましたが、以前は年間30本くらいは観ていまして、

もちろん、細川さんの芝居もよく拝見していました。

 

と言っても、初めて観たのはずいぶん遅くて、

初見は、2006年のシティボーイズ公演『マンドラゴラの降る沼』。

池上本門寺でのテント公演を、大雨のなか観に行ったのをよく覚えています。

 

それ以降、細川さんの芝居をチェックするようになり、

『男子はだまってなさいよ!』や『O.N.アベックホームラン』など、

時間があれば劇場に足を運ぶようになりました。

 

2010年には『男子はだまってなさいよ!17 天才バカボン』で、ぴえろとも関係が出来ていたので、

もしかしたらシリーズ構成をお願いできるのではとオファーしたところ、

二つ返事で快諾していただいた次第です。

 

その後、吉田玲子さん、横手美智子さん、浦畑達彦さん、浅川美也さん、という、

思いがけず豪華な脚本陣に御参加していただき、細川さんとは違った各々に個性溢れる脚本で、

アニメ『しろくまカフェ』の世界をカラフルに彩っていただきました。

 

細川さんに初めてお会いしたのは、しろくまらしく吉祥寺のカフェ。

その時は、オファーした理由、どのような脚本を求めているか等を、一方的にご説明したと記憶しています。

細川さんは時々頷きながら、使い込んだ手帳にボールペンでメモをされていました。

何をメモしてるのかなと、私とプロデューサーがチラ見したのですが、達筆すぎて判読不能(笑)。

 

ずいぶん寡黙な方だなと当時は思ったのですが、あれから一年半・・・

飲みに行くとマシンガントーク、シナリオ会議でも、イイ意味ですっかり壁がなくなり、

今では同じ作品を作る仲間になれたのかな?と、勝手に感じております。

 

あと細川さんで印象的なのは、ペットボトル。

シナリオ会議の時には、もちろんお茶やコーヒーを用意しているのですが、

細川さんは必ずマイドリンクを持参されるんです。

 

それも、4本も。

 

 

だいたい、炭酸水2本、コーラ、ミルクティー。

これを会議中に完飲。

さらに会議用の1.5リットルのお茶まで完飲する時があります。

 

つまり、それほどノドが渇くくらい発言されているという訳でして、

細川さんのドリンク量に比例して『しろくま』のシナリオも面白くなっていくのです・・・たぶん(笑)。

 

Blu-rayの特典ドラマCD『ペンギンカフェ』。

こちらは本編以上に細川ワールドが繰り広げられています。

あのクールな櫻井さんまでテイク1では笑いをこらえきれないほどの出来。

私も一人のファンとして毎回収録を楽しませてもらっています。

まだ御存知でない方は、こちらも本編と併せて楽しんでいただけると幸いです。

 

その細川さんのお芝居『スペーストラベラーズ side;Winter』が絶賛上演中です。

http://www.nelke.co.jp/stage/supetora_winter/

 

宣伝くさくてすみませんが、別に頼まれたわけではなく自主的に書いてますので。

空気清浄機・・・・・・欲しいなぁ~。

 

下北沢の本多劇場で12月30日(昼)までの上演。

『しろくま』で細川さんのファンになった方は、是非!

 

最後になりましたが・・・

 

軽く私の自己紹介。

 

今回は初めて監修という立場で参加しました。

この監修の仕事というのは恐らく定義はなくて、

監督が第2シリーズから監督を別の人に任せて監修になるとか、ただの名義貸しとか、

いろいろな形態があると思います。

私の場合は作品の立ち上げに関わり、細川さんにシリーズ構成を依頼して、

その後のシナリオ面での監修がメインの仕事です。

 

あとは予告。

本編の演出面は増原監督に完全にお任せして、私は予告で遊ばせてもらっています。

それとオープニングも2本演出しましたが・・・

 

新年からまたまたオープニングがリニューアルされます。

 

こちらは増原さんが初演出!

春を感じさせる華やかな仕上がりになっていると思いますのでご期待下さいね。

 

今回は予告の海外ロケについて書くつもりだったのですが、今日はこの辺で。

予告の話は次回にでも、また。

 

それでは・・・

 

今日が皆さんにとってホッコリとした一日でありますように。

 

監修の小林がお送りしました。