第554話「兄弟、共闘!!」
前回、いよいよ寒くなってきて~とか書いたのに、
暖かい日が続いて気まずい赤メガネです…。
今回のタイトルは、共闘と書いてタッグと読みます。
サスケとイタチが協力してカブトと戦っております。
設定です~。
イタチの顔のヒビは、最初に作った設定では無しですが、
今はヒビありバージョンで作画しています。
その辺りは原作のニュアンスに合わせているとか。
須佐能乎の設定も公開です。
ああ、須佐能乎といえば大変、大変といえば須佐能乎…。
それぐらいみんな苦しめられます\(^o^)/
設定にいろいろと説明が書いてありますが、
アニメの場合、須佐能乎の絵は1枚では描けません。
撮影さんに処理を入れてもらう関係上、「素材分け」をしなければならないという。
(パソコンで絵を描いたことがある方は想像できるかもしれませんが、
例えるならレイヤー分けのような感覚でしょうか)
大変な理由はそれだけではありません。
須佐能乎って形が様々なんですよね。
上のように骨が見えている状態は、
仮に「第1形態」と呼ばれています。
そして、こちら↑が「第2形態」。
(これはイタチのです)
肉がついています。
それを踏まえて、今回イタチが使っていたのはコチラ↓
骨だけどちょっと肉がついている!(^^;
第1形態と第2形態の間のように見えるため、
「1.5形態」…などと呼んで作業していたとか。
この1.5形態は設定が出なかったので、
作画の足並みを揃えるのに担当進行が四苦八苦しておりました。
サスケの須佐能乎の設定も。
ああ、そう言えば「片腕だけの須佐能乎」もありました。
これは「0.5形態」と呼ばれ(略)…だんだんこんがらがってきたと思うので切り上げ!
ちなみに、「サスケの須佐能乎①」の設定だけ、
須佐能乎の指が「6本」になっています。
原作では須佐能乎の指は6本なんですよね。
でも、放送では5本指にしています。
大人の事情というやつで、テレビで流せないんだとか…。
(原画さんに「じゃあ腕が2本あるのはいいの?」とよく突っ込まれます…ぼそり)
長々と話してしまいましたが、
それぼど須佐能乎は一筋縄じゃいかないということで。
まっまあ、その苦労の分、
きっと格好良い仕上がりになっていると思うのですが…!
最後に回想シーンのイタチとサスケの設定です。
このシーンのアフレコは、現在のシーンとは分けて録ったそうですよ。
あと裏話としては…
終盤での、カラスがブワーッと出てくるシーンはすごかったですね。
あのカラスは全部描いているわけではなく、
何羽かカラスのパターンを描いておいて、
それを撮影作業でコピー&ペーストしたそうです。
とはいえ、かなりの数のカラスを撮影さんに貼り付けてもらうわけですから、
労力はかかっているはずです…。
おつかれさまでした!
そんなところですかね。
何だかこう頻繁にブログを更新していると、
ちゃんと仕事してるのかと疑われそうでドギマギしております…。
またそのうち不定期になると思うのでご安心ください(?)
そのためにも今のうちに書いておかないと!
次回はカブトの話になります~(´▽`)
制作:赤メガネ